基本的にはその場で作るので、1回で被せものが入れられます。
お口が開きにくい、神経の処置をするかもしれない場合は、回数を分けることもあります。
セレックで作るのと、技工士さんに作ってもらうのとでは何が違うんですか?
技工士さんに作ってもらう方が、自然な色味を出すことができます。
歯の色のグラデーションが強いときや、前歯にお勧めです。
ただし、人件費がかかるため、料金も高めです。
一方、セレックで作ると、歯を一つのブロックから削りだすため、大まかな色味しか合わせられません。その代わりに、費用が安くできます。通院回数も少なくて済みます。
1回で入れること以外に何か良いことがありますか?
むし歯になりにくいことです。
通常、型を取って作るまでに時間がどうしてもかかりますが、その間、削った面は仮のふたをしていても、ばい菌にさらされてしまいます。
中でむし歯になるリスクが、時間がかかるほど上がってしまいます。
しかし、1回で入れることで、ばい菌に接触する時間が少なくなり、再びむし歯になるリスクを下げることができます。
では、デメリットは…?
1回で終わらせようとすると、どうしても1回の時間が長くかかります。
ずっとお口をあいている訳ではありませんが、1時間以上かかることもあります。
対策として、午前と午後など、1日に2回来ていただくことも可能です。
セラミックの特性で、衝撃に弱いという性質があるため、噛み合わせが強い方、歯ぎしりをする方にはおすすめできません。