先日、患者さんから「洗口剤は使った方が良いのでしょうか?」との質問をいただきました。同じような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では、洗口剤を使ったうがいをおすすめしています。今回は当院でおすすめしている洗口剤「SP-Tガーグル」の特徴と、おすすめする理由についてご紹介したいと思います。
<SP-Tガーグルの特徴>
1.CPC(セチルピリジニウム塩化物水和物)配合
→口腔内浮遊菌(舌、歯肉、口腔粘膜などに付着している菌)に対する殺菌作用
2.GK2(グリチルリチン酸二カリウム)配合
→抗炎症作用(炎症を弱くする作用)
3.l-メントール配合
→口臭の除去効果
4.透明な液体である
→洗面台等を汚す心配がない
SP-Tガーグルを使いうがいすることにより、口の中の細菌の数が効果的に減少するという報告があります。更に、ご高齢で上手にうがいができない方でも、同様の結果が得られたという報告もあり、この点も素晴らしいといえます。以上のことから、洗口剤を使ったうがいを、日々の口腔ケアに加えていただくことをおすすめしますが、ひとつ注意していただかなければならないことがあります。洗口剤を使ったうがいは、歯磨きの代わりにはならないということです。なぜならば、歯に付着したプラーク(バイオフィルム)は水に溶けない性質があるためです。歯に付着したプラーク(バイオフィルム)は歯磨きで除去し、それ以外の菌(舌、歯肉、口腔粘膜)は洗口剤で殺菌・除去する。という使い分けの認識が大切です。詳しい使い方などは、お気軽に五條歯科医院のスタッフまでお声がけください。
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