ラバーダム防湿 今回は地道な治療の歯の神経の治療の話です。 口の中にはきれいな人で約2000億匹のばい菌がいます。(単純に1mlのつばには1億匹のばい菌と大学では習いました。)1gの大便には約100から1000億匹のばい菌がいる事からも、口の中がいかに汚いかがわかると思います。 さて、そんな中での治療ですから神経を使わない訳ありません。その中でも気を使うのが歯の神経の管の治療(根管治療)です。 歯の神経の管は、大変細かく網目のような構造をしています。(図1)さらには根の先に行けばいくほど細くなり、治療の器具が到達できません。だからこそ、根の管の中にばい菌を入れてしまうと治療が長引いたり、痛みが出てきたりします。 (図1) そこで、活躍するのがラバーダム防湿です。(図2) ラバーダムは、根管治療中に根管内に細菌が進入するのを防ぐために非常に重要です。 細菌が進入しなければ根管治療が成功する確立が高くなるのです! また、根の中のお掃除に使う器具の誤飲防止にもつながります。