秋から冬にかけて流行し始めるインフルエンザ。
今年は大流行しそうだとネットニュースでみかけました。
インフルエンザにかかりやすいのは、とくに免疫力の低下した高齢者などですが、
歯周病のある人も要注意なことをご存知でしょうか。
なぜ歯周病があるとインフルエンザにかかりやすいのかというと・・・
「インフルエンザウイルスの働きを活性化させてしまうから」なんです!
ウイルスは粘膜に付着しただけでは発症せず、細胞の中に入り込んで増殖することにより、はじめてさまざまな症状が出てきます。そして、ウイルスが細胞に感染するときに働くのが、ウイルスの表面にある酵素です。(中略)その酵素の働きを活性化させるのが歯周病菌です。ほかの細菌にも同様の作用がありますが、歯周病菌はとくにその力が強く、最強といわれています。インフルエンザウイルス単独の場合と、歯周病菌が加わった場合とで比較すると、後者の方が感染の広がりが速いことが研究で明らかになっています。
引用:一般社団法人日本訪問歯科協会『知って得する!口から健康お役立ちBOOk』現代書林,2021,24-25
歯周病菌は、プラーク(歯垢)にすみついています。
プラークを除去するためには、毎日のていねいな歯磨きが必要です。
実際に、高齢者施設で口腔ケアを行うとインフルエンザの発症率が大幅に減少するというデータもあるので、お口の中をキレイに保つことがいかに大切なことかわかりますね。
五條歯科医院では、むし歯・歯周病検査を随時実施しています。
しっかりと検査結果をご説明し、個別に予防プログラムを組んで口腔ケアを行います。
お気軽にご相談ください。
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出典:一般社団法人日本訪問歯科協会『知って得する!口から健康お役立ちBOOk』現代書林,2021,24-25