最近、「硬いものが食べづらい」、「よく食べこぼすようになった」、「むせてしまう」、「滑舌
が悪くなった」と感じたことはありませんか?
このようなささいなお口に関する衰えを「オーラルフレイル」といいます。
直訳すると「口の機能の虚弱」です。
口まわりの”ささいな衰え”が積み重なると口の機能の低下や食べる機能の障害、さらには心身機能
の低下にまでつながる「負の連鎖」に陥る可能性があります。
実際にオーラルフレイルの人は、年齢や病気など多くの要因の影響を考慮しても、オーラルフレイ
ルでない人に比べ、フレイルやサルコペニア、介護認定、死亡リスクが約2倍も高い研究結果が出
ています。
五條歯科医院では、定期検診時、オーラルフレイルの疑いがある方に「滑舌検査」「舌圧検査」
「咀嚼機能検査」を実施しています。
検査の結果、口腔機能が低下している方には、改善プログラムを定期検診の内容に組み込んでいま
す。
オーラルフレイルは、近い未来に全身が衰えるサインです。
オーラルフレイルをより早くにみつけて、しっかり対応することがとても大切です。
出典:神奈川県,オーラルフレイル対策,https://www.pref.kanagawa.jp/docs/cz6/cnt/s001/oralfrail.html,2021/11/25