コロナ禍でマスク生活が日常となりましたが、マスクの下で口呼吸をしていませんか?
口呼吸は、ウイルスや細菌などを含む外気が鼻呼吸と違ってダイレクトに
のどや気管に取り込まれ、肺に入る可能性があるので、感染症にかかるリスクが高まります。
また、口呼吸はお口の中の乾燥を招き以下のような弊害をもたらす
原因の可能性があると近年では注目されています。
- 口臭
- むし歯
- 歯周病
- ドライマウス
- 花粉症
- 気管支喘息
- アトピー性皮膚炎
- 胃、十二指腸潰瘍
- 高血圧
- 糖尿病
こんなにも、口呼吸がもたらす弊害があるなんて驚きですよね。
口呼吸になってしまう原因は、口のまわりや舌の筋肉が低下していることが考えられます。
意識して気を付ける他に、お口のまわりの筋力を鍛えることで、口呼吸から鼻呼吸に導くことができます。
その筋トレのひとつとして「あいうべ体操」をご紹介します。
やり方は簡単♪
①「あー」と口を大きく開ける
②「いー」と口を大きく横に開ける
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「ベー」と舌を突き出して舌に伸ばす
この4つの動きを順番に繰り返します。
4つの動きを1セットとして、1日に30セット行うと良いです。
朝10セット、昼10セット、夜10セットと分けると簡単です。
「歯磨きの後に行う」と決めてやるのも習慣化しやすいのでオススメです。
また、声は出さなくても良いので、通勤中のマスクの下での体操もOKです。
お口まわりの筋力アップの効果は、噛む力や飲み込む力が向上し、滑舌がよくなる、
表情が若々しくなるなど、良いことずくめです!
とてもシンプルで簡単ですので、毎日の習慣にぜひ取り入れてみてください。
『手洗い、うがい、あいうべ体操』をお忘れなく♪
出典:一般社団法人日本訪問歯科協会『知って得する!口から健康お役立ちBOOk』現代書林,2021,12-13