鼻で呼吸をすることはとても大切です
~福岡みらいクリニック 院長 今井一彰先生の講演会を聞いて~
皆さんは一日に何回くらい呼吸をしていると思いますか?我々の一日の呼吸回数は、何と2万回です。その2万回の呼吸を鼻からする鼻呼吸で行うのか、口からする口呼吸なのかで、驚くほどの違いがあると今井先生は講演会を通して私たちに伝えて下さいました。
鼻で息をするのか、あるいは口でするのかだけで、そんなに体に影響があるのか?という疑問を持つ方も多くいらっしゃると思います。また、もともと鼻で呼吸をする習慣があまりなく、呼吸はいつも口からという方も多いのではないでしょうか。口呼吸がもたらす弊害は、咽頭リンパ組織の乱れや鼻粘膜などの萎縮、また口腔内雑菌の繁殖により引き起こされる免疫の異常などです。さらに、顔や身体の歪みまでも引き起こしてしまうこともあります。今井先生は「関節リウマチのある患者さんは口臭が強い傾向があり、その口臭は炎症が増すなるほど強くなる」という発見から、口呼吸による健康被害に注目し始めたそうです。その発見から10年以上もの間、口呼吸による弊害について様々なメディアを通じて世の中に発信されています。
このように、口呼吸の弊害について少し解説しただけでも、すでに気になってきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今井先生がご執筆されている本では、一般の方が読んでも分かり易いよう詳しく解説されておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
私たち五條歯科医院のスタッフは、この講演会の受講を通じ、患者様のお口の健康を守ることは全身の健康を守ることにも重要であると確信をもちました。五條歯科医院では、鼻呼吸を効果的に改善する体操の指導も積極的に取り入れておりますので、ご興味がある方は是非当院までお気軽にお越し下さいませ。
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