飲みかけのペットボトル内には細菌が発生することを、皆さんはご存じですか?
そして飲みかけのペットボトル内に発生する細菌は、もともと私たちの口の中に居る細菌なのです。
お口の中には非常に多くの細菌がいて、ペットボトルに口をつけて飲むことで、それらが中に入り込んでしまいます。従って、ペットボトルに口をつける度に、細菌を入れたり出したりしているということになります。
ペットボトル内の細菌は、口をつけてから約2時間後から徐々に増えていきます。
麦茶のペットボトルに、口をつけた直後から内部の細菌数を計測した実験では、
2時間後…870
4時間後…10000
6時間後…18000
24時間後…230000
と菌の数が増えていきました。
この結果から、24時間で細菌数は50倍以上も増殖してしまうことになります。
飲みかけのペットボトル飲料中に、こんなにも細菌が増殖してしまうなんて怖いですね。
お口をつけて飲んだペットボトル飲料を、そのまま数時間持ち歩いて飲み続けたからといって、食中毒の原因になる可能性は小さいそうですが、不衛生な飲料を口にして、必ずしも大丈夫とは言い切れないでしょう。
小さなお子さんが飲むのなら、なおさら気を付けてあげたいですね。
次回は、お口の中の細菌について、もう少し詳しくお話したいと思います。
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