乳酸菌に代表される健康の為に有益な働きをする生きた細菌を体内に取り込む「プロバイオテクス」という考え方が広がっています。
歯科においてもその考え方は注目を集めており、様々な研究がなされました。
ある一定期間の研究においては虫歯や歯周病を引き起こす細菌の数が減少したり、炎症指数なども減ったという報告もありましたが、そのどれもが信頼性の低いデータであると報告されています。
プロバイオテクスによる虫歯や歯周病の予防の可能性は期待されていますが、現状あまり有力な情報が集まっているとは言えません。
ですので、ヨーグルトで歯磨きするというのはあまり効果があるとは言えないのです。
このように専門職からすると信憑性の低いものなのに、効果があるとテレビやマスコミで報道されることがあります。が、実際に効果があると専門家が勧められるものはしっかりしたデータがあるものに限られてきます。疑問を持たれた場合は信頼のできる歯科医師、歯科衛生士に相談してみてください。