皆さんは、ご自分が口呼吸か鼻呼吸のどちらで呼吸をしているか、気にしたことはありますか?
人間は本来、鼻で呼吸をしているはずなのですが、最近は口で呼吸をする人が増えてきています。口呼吸は様々な病気と関連があると言われています。身近な例としては、風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなるということが挙げられます。また、口呼吸をしていると唇に力が入らなくなるため、口の周りの筋肉が徐々に衰えてきます。そして、虫歯や歯周病になりやすくなったり、歯並びが悪くなったりし、またぼんやりとした顔つきになることもあります。
自分が口呼吸なのか知りたい場合は、以下の項目について確認してみて下さい。あてはまるものがあると、口呼吸の可能性があります。
・いつも口が開いている。
・何となく疲れやすい、だるい、やる気が起きない。
・アレルギー性疾患(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎など)で困っている。
口呼吸の改善はあらゆる病気の原因治療につながります。そして改善方法の一つとして、“あいうべ体操”があります。
「あー」と口を大きく開ける。
「いー」と口を大きく横に広げる。
「うー」と口を強く前に突き出す。
「べー」と舌を突き出して下に伸ばす。
“あいうべ体操”を1日に30回を目安に毎日続けることで、鼻呼吸が自然と出来るようになり、病気の症状が改善していくことがあります。またこの体操は、声を出さずに出来るので、いつでもどこでも出来ます。
口呼吸の可能性がある方は、ぜひこの機会に一度“あいうべ体操”を行って頂けると幸いです。
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