歯科衛生士の小嶋です。今回は口内炎について調べてみました。
口の粘膜に起こる炎症のことをひとくくりに”口内炎“と呼びます。ストレスや疲れがたまって抵抗力や体力が低下した時などに起こり易く、体の異変を知らせるサインとも言えます。口内炎ができた場合は、生活習慣を見直す事も必要です。
口内炎には、いくつかの原因と種類とがあります。
- 傷などで起こる(カタル性口内炎、単純性口内炎)
転んで地面に口をぶつけ、傷から地面の細菌に感染した時、口の中が不衛生な時、あるいは熱い食べ物により火傷した時などにできます。特徴としては、傷ついた部分だけ白い口内炎ができます。1週間程度で自然に治ります。
2. ストレスで起こる(アフタ性口内炎)
体調不良による免疫力の低下や精神的ストレス、ビタミン不足など栄養の偏りが原因で起こります。口の中に1個もしくは数個の小さな潰瘍ができます。その潰瘍の特徴は表面が白く、まわりが赤く、真ん中がくぼんでいます。1週間程度で自然に治りますが、よく再発します。
3. ウイルスの感染で起こる(ウイルス性口内炎)
ウイルスの感染によって起こる口内炎は、免疫力の弱い子供がかかりやすい病気です。
4. カビの一種で起こる
通常身体にいる真菌(カビ)の一種であるカンジダ菌が原因で起こります。免疫力が低下することでカンジダ菌が増殖し、口内炎が発症します。口の中にできる白い斑点が特徴です。生後2~3カ月の赤ちゃんに発症するケースが多い病気で、ミルクの飲みが悪くなることもあります。
5. その他
食べ物、薬物、金属が刺激となりアレルギー反応を起こす口内炎もあります
口内炎ができたら、口の中を清潔にするために、食後には必ず歯みがきをし、乾燥しないように水分補給をして湿度を保つようにしましょう。身体の免疫力を上げるために、栄養のある物を食べ、しっかり睡眠をとるようにしましょう。症状が2週間以上経過しても治らない、悪化をしている、再発を繰り返す場合は、歯科医院へ受診をしましょう。
少しでも気になることがあれば、金沢区にある五條歯科医院までご相談ください。
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