一般的な健康診断は健康保険適用外のために通常の診察よりは費用がかかりますが、医師による治療行為や処方箋はないので、大体9,000~1万円が平均的といわれています。
基本的に会社員の場合は会社が健康診断の料金を負担してくれますが、個人によっては検査項目の増減したり、オプション検査も検討すると、料金が加算されていきます。
自営業者であっても、加入している健康保険組合や法人協会によって、補助金や負担金が異なってきます。
では、この一般的な健康診断の科目に含まれない歯科の健診はどうでしょう?
歯科の健診も予防の観点でいえば、早い段階でむし歯や歯周病を発見すれば軽い治療で済むので一般的な健康診断と同様に大変重要なものといえるのです。
しかし、歯科に関しては一般的な健診と違って中々積極的に受診されていないのが実情なのです。
例えば、「歯石が付いているみたいで、歯周病が進行したかも知れません。」との患者さんが来院されて、実際に歯石が付いていて歯肉からの出血があったりと自覚症状がある場合であれば「歯周病の検査」と言う事で保険適応になるケースがあります。
逆に、「むし歯になりやすいと言われているので、期間が開いたときにむし歯ができているかも知れない。」といった、ただ「不安だから」と言う理由であれば自費の健康診断となる可能性が高いのです。
こういったケースもあり一概にはいえませんが、基本的に歯科の健診は保険適用外になっています。
しかし、後々の治療費を考えると、やはり定期的に受診されるのがお勧めなのです。