昨年参加した「あいうべ体操」の講演会は、「あいうべ体操」で改善した様々な症例についてのお話がありました。その中には二重あごの改善例についてのお話もありました。私自身、二重あごは太ってしまったことが原因だと思っていたので美容ローラーをコロコロしていたのですが、原因はそれだけではなかったのです。
二重あごの原因のひとつは舌にもあり、これはお口の体操をすることで改善することができるのです。また放置することは、健康をも脅かすことになるのです。
危険な二重あごは、二つのタイプがあります。ひとつ目は「舌の肥満」です。舌が太ると舌の位置が下がってしまい二重あごになります。そして睡眠中には舌が気道を圧迫してしまう「睡眠時無呼吸症」の危険が増します。
ふたつ目は、あごの下には筋肉で吊られ浮いた状態の舌骨という骨があるのですが、筋肉の衰えにより舌骨の位置が下がってしまい二重あごになります。このような場合は、飲み込む時に気道を塞ぐフタがうまく閉まらなくなり、異物が入り込んでしまうことで「誤嚥性肺炎」のリスクが高まります。
そしてこの二つのタイプのどちらも、舌が上あごに触れないことで舌が汚れがちになり、口臭や歯周病の原因にもなります。またこれらは、お口の筋力低下が原因なので、お口の周りのトレーニングを行うことで、これらの危険を回避することができ、二重あごまで改善されるのです。
そこでおすすめの体操をお伝えしたいと思います。
一つ目は以前もブログで書きました「あいうべ体操」です。これのやり方については、以前のブログを参考にして下さい。
二つ目は「おでこ体操」です。
- 座った状態で両足裏をしっかり地面に付けます。
- 片手をおでこに縦に当て、頭でその手を強く押し、手も押し返すようにします。
- この時自分のおへそを見るように下を向きます。
- あごの下の筋肉が硬くなっていればOKです。
- 手のひらとおでこの押し合いを5秒間行います。
- 一日5回が目標です。
これらの体操を行うことで、早ければ3週間ほどで成果が現れてくるようです。是非ご家族やご友人に現在の横顔を写真に撮ってもらってから始めてみてください。そして成果が現れた方からの嬉しいご報告を、金沢区にあります五條歯科医院までお知らせください。
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