これまで歯科で考えられてきた「歯のためのヘルスケア」とは、「むし歯をつくらないこと」「歯周病を発症させないこと」であり、歯を残すという最終目標のためにメインテナンスを行うという考え方でした。しかしこの考え方では、患者さんが歯科医院に通えなくなってからのことは考慮されていません。実際、超高齢社会となった現代では、歯科でのそうした取り組みだけでは、QOL(生活の質)の向上に大きく貢献しているとは言えないのが現状です。
近年、私たちの「寿命」は延び続け、今では人生90年に手が届こうとしています。しかし一方で、自立した生活を送れる期間である「健康寿命」は、男性で約9年、女性で約12年も短いことがわかりました。これは、支援や介護を必要とする期間が平均で9~12年もあることを示しています。つまり、長い人生でいつまでも元気に過ごすためには、健康寿命を延ばすことが重要なのです。
私たちの生活は歯科医院の来られなくなってからも続いています。ヘルスケアで考えるべきことは、地域でその人がいかに健康で暮らせるか、そして、いかに良い看取りを迎えられるかだと思われます。
そのためには・・・
介護予防 認知症予防が重要
そのためには・・・
適度な運動を行い、口からしっかりと栄養を摂ることが必要
そのためには・・・
歯がなるべく多くあった方が良い(介護予防前予防)
だから結果的に・・・
メインテナンスにより、むし歯をつくらせない 歯周病を発症させない
私たちは、「歯のヘルスケア」から発想を逆転させ、「ヘルスケアのための歯科」を意識し、皆さんの一生関わりサポートできる場をご提供したいと思います。
ご来院中も、そして訪問歯科としても、常に患者様のお力になれることを提案していきますので、五條歯科医院までお気軽にご相談ください。
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