子どもの歯を虫歯から守る方法を知っていますか?
フッ素は皆さんご存知だと思いますが、予防処置のひとつとしてシーラントというものがありますが、ご存知ですか?
シーラントとは、乳歯・永久歯の奥歯の溝をあらかじめ埋めて、虫歯の原因となる細菌が繁殖しないようにする処置です。治療ではなく予防処置のひとつになります。薬剤で虫歯予防をするフッ素とは違い、シーラントは物理的に歯の溝を覆って虫歯の予防をします。
子どもの場合、一人では充分に歯磨きをすることが出来ないことも多いので、シーラントをすることで虫歯予防の効果は高くなります。シーラントは、既に虫歯になっている歯には行えません。従って、歯が生えたら早めに処置をしてもらいましょう。永久歯は前歯の裏に溝があり、ここに汚れが溜まりやすいので前歯にもシーラントをすることがあります。
シーラントを行うタイミングは以下の通りです。
・4~5歳ころ:乳歯(奥歯)
・6歳ころ:6臼歯
・7~8歳:永久歯の前歯
・9~12歳:永久歯の奥歯
虫歯のリスクが高いと考えられる方の場合は、乳歯では4~5歳より早めに行うことがあります。
虫歯予防調査では、シーラントをすることにより、約66%もの歯が虫歯にならなかったとの報告があります。また、シーラントと共にフッ素を併用することで、より高い予防効果が期待できるでしょう。
大切なお子様の歯を虫歯にしないためにも、早めに歯科医院を受診し、予防処置を含めて診てもらうことをお勧めいたします。
関連するむし歯治療のページはこちら