アライナー矯正は、インビザラインに代表される透明マウスピースによる矯正です。
- 見た目が良い
- 通院回数が少ない
- むし歯になりにくい
などの利点があります。
インビザラインは2014年には200万件だったのが、2016年には400万件、2018年1月には520万件に突入するという、ものすごい勢いで普及している治療法です。
しかしながら、アライナー矯正は歴史が浅く、全てを治せるわけではありません。
利点欠点を理解し、不測の事態に対処できる技術と経験が必要です。
今回はインビザラインなどのアライナー矯正では、対応が不可能な場合をまとめてみました。
たくさん歯を動かさないといけない場合
アライナー矯正は、マウスピースを1週間程度で交換することで、少しずつ動かします。
ただ構造上、歯を動かす方向に制限が出てしまいます。
出っ歯を引っ込める、乱杭歯を治すなどは得意ですが、奥歯を動かすにはワイヤーを使った方が良いケースもあります。
患者さんの協力が難しい場合
1日20時間入れていただきたいのですが、取り外しが自由な分、治療に積極的でなければ治療は難しいでしょう。
乳歯の時でまだ成長発育の性格な予測が難しい場合
乳歯の時は顎がこれから成長する時期でもあります。
その子が身長が何センチになるか想像がつかないように、顎の大きさも想像がつきません。
別な形の矯正装置(プレオルソなど)をお勧めします。
骨格性の問題がある場合
下あごが出ている(受け口)などの骨格の問題は改善できません。
以上のような不得意な点がありますが、やはり
というメリットは捨てがたいところがあります。
何より五條歯科医院では、必ず事前に経験豊富な矯正専門医が診断することで、歯が動かないなどの不測の事態にも対応可能です。
矯正にご興味をお持ちの方は、担当衛生士までご相談ください。
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