自分の歯は健康だと思っていても、急に歯茎が腫れたり痛みを感じたりして悩んでいる方が多いようです。
歯周病というのは見た目では分かりにくく、症状があまり出ないために、自分では気がつかない内に歯周病が進行してしまいます。
口腔内の写真では健康そうに見えても、レントゲン写真を撮ると歯茎の中の骨が殆どなくなっている場合もあるのです。
歯周病は歯を支えている骨が溶けていく病気ですが、骨は歯茎の下にあるため見た目には健康そうに見えます。
しかし、歯茎の中で少しずつ歯周病が進行しているケースが多いのです。
ある患者さんの場合、歯周病が重度に進行して1本は自然に抜け、奥歯に激しい痛みが出てきました。
レントゲン写真を撮ってみると、奥歯は急速に骨が溶けています。
しかし、この段階になると奥歯も治療をして残せる状態ではなくなっているのです。
もっと早い段階で診察を受けていれば、2本とも残せたかも知れない残念なケースなのです。
歯医者さんには痛くなる前に行く事が大切です。
歯周病は違和感や痛みなどの症状が出た頃にはかなり悪化しています。
悪化してからの治療は外科的に再生するか、抜歯になってしまうのです。
そのため歯周病になってからの治療ではなく、事前にならないように予防をする事が重要になってきます。
歯茎の中の骨は見た目では分からないのです。
歯周病を悪化させない為には、定期的にレントゲン写真を撮り、骨の状態を確認する必要があります。
歯周病が進行してから治療をすると手遅れになる場合が少なくありません。
歯周病は見た目ではわからない状態で少しずつ進行していきます。
歯科医院でまずは歯周病の検査をして、現在の状態を確認し、もし必要であれば早目に歯周病の治療を開始するようにして下さい。