お口の中のトラブルというものは、直接目で確認できない内部で起こっている事が殆どです。
このような場合、レントゲンによって、歯や骨の内部で何が起こっているかを知ることができるので、歯科ではレントゲン撮影は不可欠なのです。
歯科医院では、一般的にまずレントゲンでむし歯の状態を確認しています。
レントゲンによって、むし歯の進行具合、詰め物の下のむし歯の有無などを確認する事ができます。
特に、歯と歯の隙間にむし歯があるケースでは肉眼で発見できるのは半分以下と言われていますが、レントゲンを活用すると90%ほどのむし歯を発見することができるのです。
次に、レントゲンで歯根の状態を確認できます。
歯の根元の状態や、神経が残っているか、感染の有無などがレントゲンでわかるのです。
根元の表面に歯石がついているかどうかも確認できます。
歯根部付近の神経に歯髄炎ができていると、炎症が広がって炎症巣ができてしまう恐れがありますが、そのような外観では分かりにくい歯根部分や歯髄部分の状態を確認するためにも、まずレントゲンが必要になるのです。
元々の自分の歯に差し歯やブリッジ等をしている場合でも、中の歯の状態は肉眼では確認できません。
このような場合でも、レントゲンを使って中の歯や骨の状態が確認できるのです。