がん患者を地域で支えるという副題で横浜市大で開催されました
演者は南共済病院の緩和支持療法の藤澤順先生
内容の要旨は
・金沢区は2030年まで高齢化が続く
・横浜市南部は病院が多いので恵まれている
・南部地域で三番目のホスピス=緩和ケア病棟が南共済に出来ることになった
・患者を在宅にとのことだが病院の勤務医からみると全員を在宅には無理ではないか
・以前の医慮と比べこの時点で緩和医療というのではなく、常に緩和医療を考えないといけない
・昔のようにいわゆる末期がんだけが緩和ケアを受ける時代ではなくなった
・緩和医療を受け入れるにあたって一番大変なのは家族
とのお話でした
印象深かったのは死にいたるまでの経緯で
がんは突然に死に至り本人、家族が死ぬことに対する覚悟が出来ていない
一方、老衰や慢性疾患は徐々に進むものなのでそれが少ない
(最近では乳がんや前立腺がんのようにゆっくり進むものもあるが)
急な在宅と言われても家族も本人も困ってしまう
医者として「いつでも見てあげる」と言いたいところだが
昨今の法改正で急性期病院の医者はそれが出来ないところが難しい
とのことでした
在宅で患者をみると言うのは
大変人生経験を積まないと、人間的に大きくならないと難しいものだと
改めて勉強になり
それに携わっている事に気が引き締まりました
以上雑感です