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肝炎の時の歯科治療

2017年05月28日 [医院ブログ]

日本人の肝臓病の80%は、肝炎ウィルスが関与しています。

ウィルス性肝炎は、ウィルスによってA型・B型・C型などに分類されています。

まずA型肝炎ですが、食事により感染する一過性の急性肝炎で、一般的には慢性化はしませんが、重い劇症肝炎になる場合があります。

次のB型肝炎は輸血などで感染して、これも慢性化や劇症肝炎になるケースがあります。

怖いのは母子感染の場合で、母親から感染した子供はウィルスの保菌者となり、肝硬変や肝細胞癌に進行することがあるのです。

 

さらに深刻なのがC型肝炎になります。

C型肝炎は輸血などで感染して、その大部分は慢性肝炎に移行してしまいます。

慢性化すると肝硬変、肝細胞癌に進行するケースが多くなってきます。

 

その他の肝臓障害としては、過剰なアルコール摂取による「アルコール性肝炎」や、薬や肥満が原因の肝障害が挙げられます。

肝炎の患者さんの歯科治療では、まず院内感染の防止を講じる必要があります。

歯科治療では、抜歯などで出血を伴う処置が多くあり、ウィルス性肝炎では血液や唾液感染の恐れもあるのです。

また、肝障害が重度になると血液凝固因子の減少が原因で、外科処置後に出血が

止まりにくい状態になることがあります。

さらに肝障害によって、赤血球や白血球の破壊を進行するので、貧血や感染症を

起こしやすくなったり、傷が治りにくくなる傾向があります。

肝炎の患者さんの治療を担当する歯科医師は、なるべく生体に対するダメージの少ない治療が求められるのです。

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