日本は高い平均寿命という背景もあって、世界有数の高齢社会になっています。
厚生労働省が75歳以上の高齢者に「かかりつけ医」を奨励している影響もあって、地域に「かかりつけ医を持ちましょう。」という動きが盛んになっています。
「かかりつけ医」とは、普段からの診察を通して患者さんの健康状態を把握していてくれて、適切な健康に関するアドバイスをくれ、必要であれば専門治療が可能な大病院に紹介してくれるような医師のことを意味します。
年齢を重ねてくると糖尿病や高血圧症などの生活習慣病のリスクが多くなったり、他の病気にもかかりやすくなるので、頻繁に病院にかかる機会が増えてきます。
そんな時に、常に同じ医師に診察して貰っていると患者さんの小さな変化に気がつきやすいメリットがあります。
特に、糖尿病や高血圧などの生活習慣病で定期的に通院されている場合などは、血液検査のデータやレントゲン写真などの検査結果が保存されているので、少し肝機能が高い、少し血圧が高くなっているといった変化を早目に発見する事が可能になるのです。
では、どうすれば「良いかかりつけ医」を見つけられるのでしょうか?
それは、病院が自分の生活範囲内にあって、自分がなんとなく相談しやすい先生が一番ですが、科目としては内科を標榜されている医師が良いと思います。
「良いかかりつけ医」とは、広い視野と柔軟性を合わせ持っていて、患者さんの質問にも丁寧な対応をしてくれる姿勢が求められます。
地域の医師だと、近隣の方々の評判も一つの目安になります。
是非、「良いかかりつけ医」を見つけて下さい。