歯に関する言い伝えを、何かご存知ですか?
♪鬼の歯と取り換えて・・・♪
子どもの頃、乳歯が抜けると、祖母と一緒に歌いながらその歯を屋根に投げていました。
当時は、何の疑問もなく、ただ何となくそういうのもだと繰り返していましたが、思い返してみると、「鬼の歯って何?」「なぜ歯を投げるの?」「歯をごみと一緒に捨てないだけ?」次から次へと疑問が湧いてきましたので、今回は歯にまつわる伝承を調べてみました。
神奈川県歯科医師会のホームページで「生活の中にみられる歯につながりのある故事・ことわざ」を特集していますが、たくさんある「歯」に関する言い伝えの中に「歯が抜けたときは、上の歯ならば床下に、下の歯ならば屋根に投げると、後の歯が具合よく生えてくる(乳歯が生えかわるとき)」とありました。明治生まれの祖母からの言い伝えは、私の田舎固有のものではなく、他の地域でも伝えられていたのだと知り、少しだけ感動しました。
しかしながら、乳歯の後に鬼のような歯が生えてきたら・・・考えただけでゾッとしますが、歯科医療が当たり前でなはなかった古の人々の生活では、長生きするためには、頑丈な歯がいかに大事なツールだったのだと想像できます。そして丈夫な歯を持った人々は、鬼のように強く生き残ることができた、という証なのかもしれません。
以前、「〇〇〇は歯が命」と某歯磨剤のコマーシャルが放映されていましたが、いつの時代も「歯が命」であることに変わりはありません。金沢区の五條歯科医院は、歯の健康を守る「健口管理士」がいる歯科医院です。お口に関する悩みごとがありましたら、045-791-0118までご連絡ください。
神奈川県歯科医師会
Oral Health Online:https://www.dent-kng.or.jp/
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