前回まで電動歯ブラシについてご説明してきましたが、今回は手磨き用の歯ブラシについてご説明しようと思います。
毎日使う歯ブラシは自分に合ったもの、歯に優しいものを選ぶことが大切です。前回のブログでお伝えしましたが、磨きすぎると歯は異常に削れてしまいます。そして歯が異常に削れると、象牙質知覚過敏症などを惹起し、ムシバになる可能性も高まります。病気を予防するための歯磨きが、逆に病気の引き金になってしまうという恐ろしい状態です。
当院では、歯と歯茎に優しい歯ブラシをお勧めしています。当院でおすすめしている歯ブラシは、予防の先進国であるスウェーデンで、実に77%のシェアを誇る「テペ」のハブラシです。歯ブラシにはたくさんのナイロンの毛が植立されていますが、その1本1本が特殊製法により毛先がラウンド加工(丸く加工)されていますので、歯と歯茎に優しくなっています。毛の硬さはミディアム(普通)、ソフト(柔らかい)、エクストラソフト(非常に柔らかい)の3種類があります。初めて使用される方にはソフトがお勧めで、歯に密着し、優しく汚れを落とす感覚を感じて頂けると思います。また、人間工学に基づいてデザインされたハンドルはとても持ちやすく、疲れにくいのも特徴です。以上のように色々な要素がありますが、「テペ」の歯ブラシはとても良い歯ブラシといえます。
市場ではたくさんの歯ブラシが売られており、「テペ」の歯ブラシよりも良い歯ブラシもあると思います。しかし、それは使う人それぞれのお口に合った歯ブラシでなければならず、また正しい磨き方ができるということが大前提です。そして、歯ブラシ全般における指導ができるのが歯科衛生士です。是非、当院の歯科衛生士の歯磨き指導を受けてみて頂ければと思います。そして、「テペ」の歯ブラシを試してみてください。お待ちしております。
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