舌苔(ぜったい)とは、舌に付着する白い苔状(コケ状)のものを言い、舌の表面に細菌や食べカス・粘膜のカスが付着したもののことです。ストレスなどのほか、免疫力の低下や、消化器系の疾患が原因となり見られることもあります。また舌苔の量は、唾液の減少などにより増加し、口腔や全身の健康状態にも影響されます。
舌苔は、口腔内の他の部位への細菌の供給源となることから、口臭の原因にもなるため、定期的な舌の清掃が推奨されます。ただし舌苔は完全に除去することは不可能ですし、清掃が過剰になりすぎないよう注意も必要です。強い力により過剰に舌をブラッシングしたりすると表面の粘膜を傷つけてしまい、逆に舌苔が増加してしまうことがあります。従って舌苔を効果的に除去するためには、固い歯の表面を磨くために作られている歯ブラシではなく、柔らかい舌の表面を清掃するための専用の器具を使う必要があります。
このように口腔内の衛生管理を適切に行い、口臭などを予防するためには、歯磨きだけではなく舌苔などの管理も非常に重要です。
五條歯科医院では、患者様ひとりひとりの生活習慣やお口の環境に合わせた口腔衛生管理プログラムを作成し、ご提案させていただいております。
また唾液検査により、唾液の量などが適正であるかを調べることも出来ます。是非お気軽にお声がけ下さい。
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