先月のブログ
で、「対症療法的」と「根本療法的」の違いをお話しました。今回は、その続きをお話ししたいと思います。
先日私たちは、「あいうべ体操」の考案者である、みらいクリニック院長の今井一彰先生を講師にお招きし、西金沢地域ケアプラザで講演会を開催いたしました。そのご講演で様々な症例をご呈示いただいたのですが、そのどれもが“間違った体の使い方”をしているのが病気の原因でした。例えば、長い期間アトピー性皮膚炎を発症している患者さんがたくさんの病院を受診しましたが、どの病院も薬の処方だけで症状は全く改善されませんでした。そのような患者さんが、今井先生のクリニックでアトピー性皮膚炎の原因が口呼吸であると診断されました。そこで「あいうべ体操」を開始したところ、アトピー性皮膚炎の症状が劇的に改善されたとのことです。この患者さんは、あいうべ体操を行い正しい体の使い方を習得したことが、病気の改善に効果をもたらしたそうです。薬の処方という「対症療法的」な治療と、あいうべ体操による機能訓練という「根本療法的」な治療との違いを改めて学ばせていただきました。
五條歯科医院では、「あいうべ体操」を取り入れた「予防矯正」に取り組んでいます。予防矯正とは、「歯ならび」だけでなく、「かみ合わせの改善」「お口ぽかんの改善」「口呼吸から鼻呼吸への改善」「舌のトレーニングによる嚥下・発音の改善」など、お子さまの身体をより健康な状態へと導くことを目的としています。口呼吸は、歯並びだけでなく全身にも悪影響があります。「私、口で呼吸しているかも?」と気になる方は、ぜひ五條歯科医院へご相談にいらしてください。
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