鼻呼吸で虫歯予防
今、皆さんは主に鼻で呼吸をしていますか?それとも、口での呼吸が多いですか?
日本人の約8割の方は、主に口で呼吸をしていると言われています。口での呼吸は、空気と一緒にダニの死骸やホコリなどの異物も身体に取り込んでしまいますし、口腔内の乾燥を引き起こします。これは本来、鼻は呼吸をするための器官であり、口は飲食物を取り込むための器官として作られているからです。
口呼吸が口腔に及ぼす影響としては、虫歯、口腔乾燥症(ドライマウス)、口臭などがあげられます。唾液には、殺菌成分であるリゾチームというものが存在し、口呼吸により唾液が少なくなると、このリゾチームも減りウィルスや雑菌が必要以上に繁殖してしまいます。つまり、鼻呼吸をすることにより唾液の蒸発をするのを防止することで、虫歯や歯周病の予防に繋がります。そこで、鼻での呼吸を癖づけるために、口の周りの筋肉を鍛えることが有効となります。
口の周りの筋肉を鍛え、自然と口呼吸から鼻呼吸に戻すことができるようにするものに「あいうべ体操」があります。先日、「あいうべ体操」を考案した医師の今井先生の講演会を、五條歯科医院のスタッフ全員で聴きに行ってきました。
当院でもこの「あいうべ体操」の有効性に着目し、日々の患者様のケアーの一つとして積極的に取り入れていますので、ご興味のある方はぜひ私達にお気軽にお声掛け下さい。
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