口腔医療安全学会の学術講演会に参加しました。
今回のメインテーマは「歯科医療現場で遭遇する患者の急変時対応」
厚木市にある関東歯科衛生士専門学校の実習室で歯科診療室における生体管理として、生体モニター装着のポジショニングや、バイタルサインチェック、救急蘇生法を学びまた。 歯科治療用のユニット(椅子)に座った状態と実際の治療中の位置(水平位)ではどのくらい血圧が変動するか、口を開けた状態(息を止める)ではSpO2(酸素飽和度)の変化を計りました。
私の血圧はユニットに座った状態よりも水平に倒した場合20mmHg下がり、SpO2は平常時と比較して20秒息を止めると2%下がりました。教科書的には変動することは理解していましたが、実際に自分自身のデータを取ってみると明らかな数値の変動に驚きました。
五條歯科医院ではご来院時に血圧測定をお願いすることがあります。リスクの高い疾患のある患者さんには生体管理としてモニタリングすることが保険で認められていますので、平常時の血圧を把握した上で必要に応じて診療中にモニターを装着、体調の変化を的確に把握し安全な治療を提供しています。